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鉄鋼用語-熱処理 JIS G 0201



JIS規格/鉄鋼用語-熱処理 JIS G 0201/について。

適用範囲、引用規格、分類(熱処理一般、焼ならし及び焼なまし、焼入れ・焼戻し及び時効、表面硬化処理及び表面処理)、用語の定義など。

鉄鋼用語-熱処理(JIS G 0201) では、圧延、鋳造又は鍛造された鋼の熱処理に関する主な用語と、その定義について規定されています。

JIS規格における、鉄鋼用語-熱処理(JIS G 0201) の正式名称は以下です(英文含む)。

JIS G 0201:2000 鉄鋼用語(熱処理)
Glossary of terms used in iron and steel (Heat treatment)

用語の定義など、詳しくはこちらからご確認ください。
鉄鋼用語

以下、鉄鋼用語-熱処理(JIS G 0201) の概要です。(JIS規格本文より引用)

1.適用規格

この規格は、圧延、鋳造又は鍛造された鋼の熱処理に関する主な用語と、その定義について規定する。
備考: この規格の対応国際規格を、次に示す。
ISO 4885:1996 Ferrous products - Heat treatments - Vocabulary

2.引用規格

次に掲げる規格は、この規格に引用されることによって、この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで、発行年を付記してあるものは、記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって、その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は、その最新版(追補を含む。)を適用する。

・JIS B 6911 鉄鋼の焼ならし及び焼なまし加工
・JIS B 6912 鉄鋼の高周波焼入焼戻し加工
・JIS G 0551 鋼のオーステナイト結晶粒度試験方法
・JIS G 0552 鋼のフェライト結晶粒度試験方法
・JIS G 0557 鋼の浸炭硬化層深さ測定方法
・JIS G 0559 鋼の炎焼入及び高周波焼入硬化層深さ測定方法
・JIS G 0561 鋼の焼入性試験方法(一端焼入方法)
・ISO 3651-2:1998 Determination of resistance to intergranular corrosion of stainless steels - Part 2 : Ferritic, austenitic and ferritic-austenitic (duplex) stainless steels - Corrosion test in media contain-ing sulfuric acid
・ISO 3887:1976 Steel, non-alloy and low-alloy - Determination of depth of decarburization

3.分類

鉄鋼用語(熱処理)の分類は、次による。

a) 熱処理一般
b) 焼ならし及び焼なまし
c) 焼入れ、焼戻し及び時効
d) 表面硬化処理及び表面処理

4.定義

この規格に用いる主な用語の定義は、次による。

備考1.
用語の読み方が紛らわしいものは、用語の下に読み方を括弧で示す。
備考2.
一つの用語欄に二つ以上の用語が併記してある場合は、記載されている順位に従って優先的に使用する。
備考3.
括弧内に示す用語の対応英語は、参考である。
備考4.
番号に括弧で数値を付けた用語は、ISO 4885 に規定された用語で、括弧の数値は、ISO 4885 の項目番号である。これらJIS、ISO 共通に規定された用語の定義は、ISO に準拠して規定したが、個々の用語の定義で下線を付けた部分は、ISO の定義を補足したものである。また、JIS、ISO 共通に規定された用語であっても定義に従来JIS を採用したものは、定義でアンダーラインを付け、ISO の定義を参考として記した。

a) 熱処理一般
b) 焼ならし及び焼なまし
c) 焼入れ、焼戻し及び時効
d) 表面硬化処理及び表面処理

(以上、分類のみ詳細は割愛)

用語や定義の詳細 ⇒ 鉄鋼用語

なお、鉄鋼用語-熱処理(JIS G 0201)には、以下の附属書があります。
附属書の概要はこちら。
附属書1(参考) 鉄鋼製品-熱処理-用語集 JIS G 0201 の概要